介護

認知症の捉え方

こんにちは,りなです^^今日は,認知症についてお話ししようと思います.私も,介護職に就く前は,認知症になったらヤバい!という認識でした.韓国映画で「頭の中の消しゴム」の印象が強かったからです.なんて,恐ろしい病気だと思っていました.

70前後の認知症

コレは,ヤバいことが多いです.私の施設に65歳の方(認知症)の方が居ますが,夜間の徘徊や,トイレが分からず,そこらへんで排泄をするようです.苑でも,粘土やテイッシュといった異物を食べそうになったことがあります.若い方が認知症になると,進行性疾患の為症状がひどいことが多いようです.しかし,身体は元気なので特に男性で暴力などが出現すると本当に大変です.私も,認知症の方と苑外をお散歩していたら,突然スイッチが入ってしまい家に帰る!となり,止めようとしても殴られし,大変でした^^;家での介護は,壮絶だろうと思います.

多くの認知症の高齢者は

私の苑では,9割以上が認知症です.民間の認知症保険は認知症と診断がでたら,一時金がでるみたいなので,高齢で保険を入るなら狙い目かもしれません.しかし皆さん認知症がありながらも,コミュニケーションで多少困ったこと(人の名前が分からない,日付が分からない)等はありますが,あまり病気と感じることはありません.高齢になると,癌と同じ進行性疾患ですが,歳な為進行が遅く重度の認知症になられる方は1割程度です.

認知症の方との生活

私たちの施設で過ごす分には,足腰がしっかりされている方であれば特に問題がないように感じます.なぜかと言うと,入浴のお洋服の準備から管理,昼ごはんの提供,リハビリなど基本的に受け身の生活だからです.自宅に帰ると,全て受け身の生活ではままならないことがあります.食事を作るにしても,鍋焦がしや冷蔵庫の賞味期限の管理,薬の服薬管理,自宅の整理整頓など,大したことではない日常が中々できなくなってしまうからです.

ただ,支援があれば普通の人と変わらずに生活することができ,しかも残された人生を楽しんで過ごしていただくこともできます.少し,ボケてるぐらいの認識です.

ただ,徐々に進行するため一人暮らしをされている場合は,段々難しくなる為まずは,ヘルパー支援からはじめて,同居するか老人ホームを検討するかが必要ですね.

まとめ

認知症!と聞くと,大変!どうしょう!と慌てる方が多いと思いますが,まずは疾患の特徴と予後予測が分かっています.すぐには,死ぬ病気ではありません.長年介護施設に勤めて居ますが,認知症で死んだ人は聞いたことがありません.最近,祖父母がおかしいなぁと思ったらまずは,役所に相談をし病院受診をしましょう.放置しておくと,認知症の症状が悪化することもあります.介護は,考えることが色々ありますが,みんなの力を借りて乗り越えていきましょう(^ ^)